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【開催報告】産官学民で考えるがん個別化医療の未来プロジェクト 招待制政策対話イベント「がんゲノム医療の患者アクセス改善に向けた課題と展望」(2023年10月11日)

日本医療政策機構は、招待制政策対話イベント「がんゲノム医療の患者アクセス改善に向けた課題と展望」を2023年10月11日に開催いたしました。

遺伝子変異などのがんの特徴に合わせて、一人ひとりに適した治療を行う「がん個別化医療」は、今後重要な役割を担っていくことが期待されています。がん個別化医療の中でも、がんゲノム医療は2019年遺伝子パネル検査の保険収載を機に、臨床での経験が蓄積されつつあることから、広く患者へ還元されるべき発展性のある医療です。また2023年6月には良質かつ適切なゲノム医療を国民が安心して受けられるようにするための施策の総合的かつ計画的な推進に関する法律(ゲノム医療法)が成立し、がんゲノム医療推進の機運は高まりつつあります。

しかし、がんゲノム医療を拡充していくうえで政策課題は多岐にわたっており、その中には日本の医療が普遍的に抱える課題のみならず、がんゲノム医療特有の課題も多く存在しています。

そこで、日本医療政策機構(HGPI: Health and Global Policy Institute)「産官学民で考えるがん個別化医療の未来プロジェクト」では、2023年8月10日に公表した政策提言『「がんゲノム医療」への患者アクセスの改善に向けて』を基に議論を深化させ、社会へと実装させる橋渡しとするべく、政策対話イベント『がんゲノム医療の患者アクセス改善に向けた課題と展望』を開催いたしました。

 

【開催概要】

 

【プログラム】(敬称略・五十音順)

13:30-13:35 開会趣旨説明・政策提言書の紹介
  坂元 晴香(日本医療政策機構 シニアマネージャー)
   
13:35-14:05 パネルディスカッション①「がんゲノム医療をより一般的な医療とするために必要なことは何か」
  天野 慎介(一般社団法人 全国がん患者団体連合会 理事長/一般社団法人 グループ・ネクサス・ジャパン 理事長)
大津 敦(国立がん研究センター東病院 病院長)
桜井 充(参議院議員)
西嶋 康浩(厚生労働省 健康・生活衛生局 がん・疾病対策課長)
光冨 徹哉(近畿大学病院 特任教授 Global Research Alliance Center長)   

モデレーター:竹本 治(日本医療政策機構 プログラムスペシャリスト)

 
14:05-14:15 フロアからのコメント(自由発言)
   
14:15-14:45 パネルディスカッション②「特に地方のがんゲノム医療へのアクセスの改善のために何ができるか」
  桜井 なおみ(キャンサー・ソリューションズ株式会社 代表取締役社長)
桜井 充(参議院議員)
谷口 浩也(愛知県がんセンター 薬物療法部 医長)
西嶋 康浩(厚生労働省 健康・生活衛生局 がん・疾病対策課長)
武藤 学(京都大学大学院 医学研究科 腫瘍薬物治療学講座 教授)   

モデレーター:鈴木 秀(日本医療政策機構 シニアアソシエイト)

 
14:45-14:55 フロアからのコメント(自由発言)
   
14:55-15:00 閉会の辞
  黒川 清(日本医療政策機構 代表理事)
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