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【開催報告】産官学民で考えるがん個別化医療の未来プロジェクト グローバル専門家会合「がんゲノム医療の公平な患者アクセスに向けた打ち手」(2024年4月4日)

日本医療政策機構は、2024年4月4日に産官学民で考えるがん個別化医療の未来プロジェクト グローバル専門家会合「がんゲノム医療の公平な患者アクセスに向けた打ち手」を会場・オンラインのハイブリッド形式で開催いたしました。

現在、がん領域において、「がんゲノム医療」が一部の国ではすでに日常臨床の中で積極的に取り入れられており、将来的には患者個人のがん治療戦略を抜本的に変える可能性を秘めた医療として期待が高まっています。

本会合は、日英両国におけるがんゲノム医療を行うがん遺伝子パネル検査やその後の治療に関し公平な患者アクセスを確保しつつ、高度な医療システムを維持するという共通の課題、そして最新の取り組み等について、日本およびイギリスのステークホルダーを招待し、議論を実施いたしました。

本会合のパネルディスカッションにおいては、主な論点として以下のような点について議論が行われました。

 

【開催概要】

 

【プログラム】(敬称略・順不同)

15:30-15:40 開会の辞
  乗竹 亮治(日本医療政策機構 理事・事務局長/CEO)
15:40-16:00 基調講演1 日本のがんゲノム医療の取り組み
  中釜 斉(国立研究開発法人国立がん研究センター 理事長)
16:00-16:20 基調講演2 イギリスのがんゲノム医療の取り組み
  Dame Sue Hill(NHSイングランド 最高科学責任者 兼 NHS ゲノミクス担当上級責任者)
-休憩(10分)-
16:30-17:10 ラウンドテーブルディスカッション1
「検査と治験に関する患者アクセスの地域格差に向けた打ち手」
  パネリスト
天野 慎介(一般社団法人 全国がん患者団体連合会 理事長/一般社団法人 グループ・ネクサス・ジャパン 理事長)
砂川 優(聖マリアンナ医科大学 臨床腫瘍学講座 主任教授)
迫井 正深(厚生労働省 医務技監)
Emma McCargow(Lead of the Cancer 2.0 programme at Genomics England) 

モデレーター
鈴木 秀(日本医療政策機構 シニアアソシエイト)

17:10-17:50 ラウンドテーブルディスカッション2
「イノベーションとそれを支える財政と制度の在り方」
  パネリスト
桜井 なおみ(キャンサー・ソリューションズ株式会社 代表取締役社長)
中釜 斉(国立研究開発法人国立がん研究センター 理事長)
丸川 珠代(参議院議員/適切な遺伝医療を進めるための社会的環境の整備を目指す議員連盟会長代行)
Emma McCargow(Lead of the Cancer 2.0 programme at Genomics England) 

モデレーター
坂元 晴香(日本医療政策機構 シニアマネージャー)

17:50-18:00 閉会の辞
  Margaret Tongue(駐日英国大使館 経済担当 公使参事官)
18:00-19:00 ネットワーキングレセプション

 

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