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アクセスが限られている終末期に必要な薬品を求める患者たち

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2014-06-03

死を迎える患者に対する疼痛緩和ケアへのアクセスが不足していることは、公衆衛生における緊急事態です。2012年には、1,800万人の人々が不必要な疼痛に苦しみながら亡くなったと推定されており、その多くは開発途上国の患者たちです。

詳細はこちらをご覧ください。

概要:

多くの開発途上国で、死を迎える人々の疼痛緩和ケアへのアクセスが不足

アフガニスタンとリビアでは、疼痛緩和を含めた緩和ケアは提供されていません。またパキスタン、モザンビーク、モロッコでは、緩和ケアを必要とする人に対して、その供給は不足しています。
エチオピアでは、疼痛から逃れるためにがん患者らがトラックの前に身を投げ出したことが報告されています。
ウガンダでは、家族から見捨てられた乳がん患者の女性が、地域のボランティに発見されるまで痛みに耐え続けたことが報告されています。


緩和ケアへのアクセス不足に関する問題点

モルヒネは国際的に管理されている薬品であり、各国は年間の供給量をInternational Narcotics Control Board(国際麻薬統制委員会)に発注する必要がありますが、多くの国々は十分な量を注文していません。

Worldwide Palliative Care Alliance(世界緩和ケア連合:WPCA)のStephen Connor博士は、不正使用や患者が薬物中毒に陥るという過度な不安を含め、多くの理由があること、また政府は緩和ケアが苦しみを和らげるものだという理解が不足していると指摘しています。
さらに、医師の態度の改革も必要であると指摘しています。多くの開発途上国では、医師は疼痛緩和を含めた緩和ケアのトレーニングを受けていないのです。

緩和ケアへのアクセス向上に向けて

World Health Organization(世界保健機関:WHO)のEdward Kelly博士は、世界的に高齢化が進む中で、緩和ケアへのアクセスはより一層重要になっていると述べています。

2014年5月、WHOは、全194の加盟国の政府が保健システムの中で緩和ケアを優先事項にすると誓約した決議を採択しました。

■参考:
世界的な緩和ケアのニーズと入手可能性を明らかにした、WHOとWPCAによる「Global Atlas of Palliative Care at the End of Life(終末期緩和ケアの世界地図)」の記事はこちらをご覧ください。
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NCD Alliance 
ウェブサイトより

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