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健康リスクファクターに関する国連の目標は2025年までに3700万人の死亡を防ぐ

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2014-05-06


Lancet(ランセット:世界的医学雑誌)に発表されたImperial College London(インペリアル・カレッジ・ロンドン)による研究は、2010年から2015年の間の健康リスクに関する世界的な目標を達成することにより、NCDによる死亡が削減できると推定しました。

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概要:

リスクファクターに関する目標達成がNCDによる死亡削減に与えるインパクトについての研究
2011年の国連総会をふまえて、WHO(World Health Organization、世界保健機関)は、4大NCD(がん、糖尿病、肺疾患、心血管疾患)とそのリスクファクター(喫煙、飲酒、高血圧、高血糖、肥満、過度の塩分摂取)についての目標を立案し、研究者はこの6つのリスクファクターに関する目標達成が4大NCDの死亡削減に与える影響について分析しました。

目標達成により2015年までに3700万人の死亡を削減することが可能
ランセットの発表によると、もし6つのリスクファクターに関する目標が達成されれば、2010年から2025年の間に、貧困層から中階層の人口のうち3,700万人の死を防ぐことが可能です。これは、1,600万人の早期死亡者(70歳未満の死亡)を含みます。もし、リスクファクターの対策が実施されなければ、4大NCDによる死亡は2010年の2,800万人から2025年には3,900万人に増加します。6つのリスクファクターが解消されれば、NCDによって亡くなる割合は、2010年から2025年の間に男性で22%、女性で19%も削減されると推測されます。

禁煙と血圧に関する目標達成が最大の効果をもたらす
6つのリスクファクターに関する目標の中でも、喫煙と高血圧に関する目標達成が最大の効果をもたらします。喫煙に関する目標は喫煙率の30%の削減ですが、もし喫煙率を半減させることができれば、4大NCDによる死亡は、2010年から2025年の間に4,300万人削減することが可能です。その他10%の飲酒量の軽減と、食事に含まれる塩分量を30%調整することが目標とされています。筆頭著者であるVasilis Kontis氏は、「2025年までに喫煙率を50%削減することは、立証されている政策措置によって実行可能であり、何百万という早期死亡を削減するためには世界的目標にする必要がある」と述べました。

目標達成により低中所得国で大きな効果をもたらす
共著者であるProfessor Ezzati氏は、目標達成により低中所得国では3,100万人の死亡を防ぐことになり、低中所得国への政策と資源の必要性について述べました。この研究を経てそれぞれのリスクファクターのもたらす影響は疾患によって異なることが明らかになり、心臓病や肺疾患はリスクファクターを低減する事で死亡率が25%も削減されることが示唆されました。

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NCD Alliance 
ウェブサイトより


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