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WHO、アルコールと健康に関する世界の状況報告書を発表

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2014-05-14


World Health Organization(WHO: 世界保健機関)は、“Global status report on alcohol and health 2014(アルコールと健康に関する世界の状況報告書2014)”を公表しました。

2012年の世界における死亡のうち3,300万人は多量飲酒(アルコールの過剰接種)が原因であり、これは10秒毎に1人が死亡することに相当します。世界において約16%の飲酒者は、heavy episodic drinking(一時的多量飲酒)を行い、これはしばしば“binge-drinking(1回に多量飲酒すること”いわゆる一気飲み)”と呼ばれ、健康に最も有害です。

報告書の詳細はこちらをご覧ください。

概要:

報告書では、飲酒は依存のみならず、肝硬変やがんなどを含む200以上の疾患をもたらすリスクがあると述べられ、以下の項目が焦点に当てられています。

アルコール消費量
世界の15歳以上の人々の1年間のアルコール消費量は、純アルコールに換算して平均6.2リットルです。しかし、実際の飲酒者が全体の38.3%であることをふまえると、飲酒者の1年間のアルコール消費量は純アルコールに換算して平均17リットルになると推測されます。

アルコール関連の死因の男女差
アルコールに関連する死亡割合は男性のほうが女性に比べて高く、男性の死因の7.6%がアルコール関連であり、女性は4%です。また、女性の飲酒が増加していると指摘されています。

飲酒量の地域差
世界において1人当たりのアルコール消費量が最も多い地域は、ヨーロッパです。また東南アジアと西太平洋地域では、アルコール消費量の増加が指摘されています。

アルコール消費量と格差
WHOの報告によると、低所得者の方がアルコールを起因とする健康問題に陥りやすく、家族やコミュニティー、また社会保障からの保護を受けにくいとされます。

必要とされる対策
いくつかの国では、アルコールへの課税、アルコールの最低購入年齢の引き上げ、アルコール飲料の販売規制等の対策が強化されています。報告書では、以下のアクションの必要性が強調されています。
・多量飲酒を削減する政策を立案する国のリーダーシップ
・国内啓発活動の実施
・予防と治療の保健サービス提供

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NCD Alliance 
ウェブサイトより

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